焼いたイワシの一番美味しい部分は、頭部であると言われています。
特に塩を振ってこんがりと焼いたものなどは、格別の美味しさです。
イワシの頭部は、ほろりとした苦味が、ほどよい脂と塩味となじんでとても美味しいです。
イワシの良さは、この美味しい頭から丸ごと食べられる「一物全体食」にあります。
また、イワシには、新しい細胞を作るうえで不可欠な、良質のたんぱく質をはじめ、
脳細胞や体細胞によい、必須脂肪酸やカルシウム、鉄、ビタミンA、B類、D、E、核酸など、多彩な成分が豊富に含まれています。
私たちの脳細胞は、140億個もあるといわれ、そのひとつ一つに、シナプスと言う情報のやり取りを担う、木の枝のように伸びた突起があります。
木の枝のような形をしているところから、樹状突起と呼ばれ、この突起が多いほど、そして、しなやかで若々しいほど情報の伝達能力が高く、記憶力や学習能力も高いことが分かっています。
イワシの脂質に多いDHA(ドコサヘキサエン酸)は、その突起をしなやかにしたり、新しいシナプスの形成を促進し、脳細胞の活動能力を活性化させます。
そのため、イワシを食べると頭が良くなると言われるのです。
また、イワシに多い核酸は、老化がもたらす記憶力の低下や、認知症の予防にも期待されています。
理想的なDHAの摂取量
1日に1g~1.5g。
小型のイワシなら約2尾。
あるいは、脂肪の多い魚200~300gを週に3回程度食べるのが良いです。
DHAの健康効果
・血管を強くする
・血液をサラサラにして血栓や動脈硬化を防ぐ。
・中性脂肪を下げる。
・ガンやアレルギーを予防する。
・脳を活性化し、認知症を予防する。
まとめ
昔から魚は体に良いと言われていますが、栄養的を考えると納得ですね。
まずは週に3日を目安に、お魚を毎日の食事に取り入れてみましょう^^